原爆の日

2019-08-06 (火)(令和元年己亥)<旧暦 7 月 6 日>(赤口 乙亥 一白水星) Alfons Inez 第 32週 第 25744 日

 

「一人の死は悲劇だが、集団の死は統計上の数字に過ぎない」といふ言葉がある。おそらく欧米人から見たら、広島や長崎の原爆の犠牲者も統計上の数字にしか見えないのだと思ふ。いや、日本人だって、もう74年も経てばそんな風にしか見ない人も多いと思ふ。犠牲になった人に本当に寄り添ふ気持ちになれるのは、肉親だけかもしれない。その肉親も年年歳歳少なくなってきた。8月のその日が来たら、厳粛な気持ちで犠牲になった人々のことを思ひたい。何のために犠牲にならなければならなかったのかを思ひたい。何故、どこで、どの様に日本は間違へたのかを思ひたい。そしてその同じ間違ひを今また繰り返そうとしてゐることはないかと疑ってみたい。僕らにできることは広島と長崎をいつまでも忘れないことだ。

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今年は例年より多くモンシロチョウを見かける気がする。