新天皇即位は国際ニュース

2019-05-02 (木)(令和元年己亥)<旧暦 3 月 28 日>(赤口 己亥 三碧木星国民の祝日 Filip Filippa 第 18週 第 25648 日

 

新しい天皇皇后両陛下のお写真は今日のこちらの地方紙 Södermanland Nyheter にも大きく掲載された。日本の一般新聞紙とはサイズが違ふが、一際大きな写真で、秋篠宮殿下ご夫妻と一緒に写っておられた。世界の国々で王様の居る国は今は少ないと思ふ。どの国でも長い歴史の中に革命や内戦があって王家の存続は本来難しいものと思ふ。日本でも南北朝時代などがあったけれども、ともかくも日本の皇室は連綿と続いてゐる。明治時代にヨーロッパ列強に対抗するアジアの国家として出発した日本であるが、皇室があったおかげで明治政府は出発することができた。日清、日露、第一次世界大戦と勝ち続けて、勢ひ余って暴走し、昭和に入って大失敗をした。昭和天皇は何とか早く戦争を終結させたいと御心をお痛めになるのだが、組織の最高位にありながら長くその叡慮が届くことがなかった。明治帝の御製「四方の海皆同胞と思ふ世になど波風のたちさはぐらむ」を口ずさまれたと聞く。昭和天皇ほどご苦労なさった天皇はないのではあるまいか。戦後は祈りに徹せられた。そして平成天皇もその祈りをまっすぐに継承された。今、新しい天皇が即位されたが、天皇陛下にあの様なご苦労をかけない国民であらねばならないと切に思ふ。

 

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夕映えのシルエット