京都 - 六波羅蜜寺

2019-04-07 (日)(平成31 年己亥)<旧暦 3 月 3 日>(大安 甲戌 五黄土星) Irma Irmelin 第 14週 第 25624 日

 

3月26日、建仁寺の次には六波羅蜜寺へ行った。説明書きには「天暦5年 (951) 醍醐天皇第二皇子光勝空也上人により開創された西国第十七番の札所である」と書かれてゐる。古いお寺であるが、丹の色も鮮やかに春の日差しを浴びてゐた。現代的といへばさうかもしれないが、どんなお寺も創建当時はやはり鮮やかであった筈で、それを思へば違和感はない。昨日書いた道元禅師にせよ、六波羅蜜寺空也上人にせよ、その出自の高貴さには驚くばかりである。六波羅蜜寺には、空也上人立像と平清盛坐像とが安置されてゐる。教科書などに掲載される写真で見たことのある像である。空也上人立像の方は念仏を唱へる口から六体の阿弥陀が現れたと言ふ伝承をそのまま彫刻にしてゐる。平清盛坐像の方は両手で経巻を開いて、やや首をかしげる様な姿である。いづれも国の重要文化財である。

 

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丹の鮮やかな六波羅蜜寺