京都の朝は、御幸に遭遇して

2019-04-05 (金)(平成31 年己亥)<旧暦 3 月 1 日>(先負 壬申 三碧木星) 清明 新月 Irene Irja 第 14週 第 25622 日

 

さて、随分、後追ひ日記を書いてゐる。4月5日は実際にはもうスウェーデンに戻った日であるのだが、もう少しスペースを借りて日本での旅の記録を続ける。3月25日、大和八木を後にして京都へ行った。阿部さんとはそこで別れた。翌 26 日は、京都の町を少しブラッとして帰らうといふことになった。ホテルをチェックアウトしてタクシーに乗ると、町の様子が警戒態勢に入りつつあるのが分かった。川端通の四条あたりで降りると、まもなくここを天皇皇后両陛下のお車が通過するとのことであった。天皇陛下の退位に伴ふ儀式の一環として、初代天皇とされる神武天皇にご報告に橿原神宮へ御幸あそばすとのことで、ちょうど、9 時 55 分にその交差点をお通りになる。それで、僕らも沿道の指定された区域内で待つことにした。お車は時刻通りに現れて、こちら側の席には皇后陛下がお座りになってゐるのが見えた。美智子妃殿下は車中から手を振ってにこやかにお通りになった。

 

f:id:sveski:20190417013805j:plain

お車が通過する前には交通規制がしかれた