2019-03-12 (火)（（未定）1 年己亥）<旧暦 2 月 6 日>（先勝 戊申 六白金星） Viktoria H K H Kronprinsessans namnsdag 🇸🇪 第 11 週 第 25598 日
このブログの日付は3月12日であるが、ずっとブログを書くのをやめてゐたので、これを実際に書く今日はもう年度が明けて4月1日になってしまった。お昼近くに5月1日からの新元号が「令和」と発表された。3月12日から31日までのブログを空白のままにしておくのは忍びないので、これから過去を思ひ出しながら1日１行でも欠けた部分を書いてつないでいきたいと思ふ。ブログを更新できなかったのは体調が悪かったからではなくて、単に元気が出なかったからである。
ところで、新元号の「令和」は出典は万葉集であるといふ。日本の古典から取られたことは、表向きには喜ばしいことではあるけれども、僕にはやや複雑な思ひがないわけではない。といふのも、かつて日本が戦争に向かってしまった昭和初期の時代にも万葉集が重んじられたからである。戦後になって、古今集や源氏物語や新古今集などの世界が広く見直されたけれども、時代はまた万葉集を重んじる世界に向かふのかといふ予感があるからだ。念のためにいへば僕は万葉集そのものに悪い印象を持ってゐるのでは全くない。ただ、政府の発表は、実際にどこまで意識されたかは分からないが、その辺の思惑を深いところに秘めたのではないかと思はれてならないのだ。
