さよなら平成30年

2018-12-31 (月)(平成 30 年戊戌)<旧暦 11 月 25 日>(大安 丁酉 七赤金星)Sylvester Nyårsafton  第1週 第 25527 日

 

今年も今日でおしまひ。平成の最後の年が暮れようとしてゐる。まだ子供であった頃はお正月を迎へるのがとても楽しみだった。今はどうか。楽しみには違ひないが、どこか憂ひもある。それは老年になってきて、先に希望が見出せないからといふこともあるのかしれないが、そればかりでもないように思ふ。今年も災害の多い多難の年であった。来年こそは良い年であります様にと切に願ふけれども、その後から、もっと過酷な災害に襲はれるのではないかといふ心配が頭をかすめる。今の時代は、若い人たちも若いなりに手放しで正月を楽しむことができないのかもしれない。かつては先端技術の国であった日本も、アメリカや中国に随分遅れをとってきたし、周りをみれば高齢者ばかりである。しかし、進んだ技術だけが未来を作るわけではない。目まぐるしく移り変はる世の中にあっても、心のうちに何か信じるものを持ってゐれば、振り回されずに済むのではないかと思ふ。高度に技術が進んだ先に待ってゐるものは、人間として本当に大事なものを持ってゐるかどうかといふ、極めて古典的な課題に回帰していくのではないかと思ふ。このブログを読んでくださったあなた様のために、今、もう一度、お祈りさせていただきました。どうぞ良いお年を!

 

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スウェーデンでも年越しそばをいただきました。