Food Worth Maximizer 

2018-10-03 (水)(平成 30 年戊戌)<旧暦 8 月 24 日>(先勝 戊辰 二黒土星)Evald Osvald 第40週 第 25439 日

 

僕は何もダイエットをしたいとは思はないのだが、自分の身体のバイタルサインを記録したいといふ思ひがあって、毎朝、起床直後に体重計に乗る。ズボンもももひきも肌着も全部脱いで測定する。血圧、体温、血糖値もその前に測定する。毎日、飽きもせずにそれを繰り返してゐると、体重や脂肪のわづかな変化の意味が分かってくる。インナースキャンで体脂肪を計測するのは精度が悪いのではないかと思ふのだが、なかなかどうして、それなりの値を示すので感心する。もう10 年以上も前の機種なので、最新機種はもっと優れモノかもしれない。ちなみに僕はタニタの体重計を使ってゐる。その計測データを見るだけで、前日に排便がなかったなと分かる。9月中旬から運動のやり方を変へてみたのだが、その2週間の変化は僅少ながら確実に現れた。毎日数字を見るとはかういふことかと思ふ。経済人が株価や為替の変動を見るのもそれに近いかもしれない。単なる数字の羅列に見えて、毎日ノートにつけてみるとそれなりに意味が分かってくるから面白い。運動をキチンとすると、体重も脂肪も下がってくるものだが、もうこれ以上は下げられませんとカラダが主張するポイントまで来る事がある。さうなると運動をしても排便がない日がある。そこでふと思ふのだが、快食快便は果たして健康の元なのだらうかと。若い時は確かにさうかもしれない。しかし年をとれば、必要最小限だけ食べ物を摂取して、体内での養分の吸収効率を最大にして、出す方も最小に抑へるやり方も一つの健康法かもしれないと思ふのだ。リンゴ1個の持つ栄養価は何カロリーとか言って、誰にとってもその摂取エネルギーは不変の数字と思はれがちだが、飢餓のものに与へられた1個のリンゴの栄養価と、満腹後にデザートの様に食べる1個のリンゴの栄養価とが同じである筈がない。同じ食べ物を同じ量だけ食べても、その栄養価は食べる人の状況によって変はって来る。最小量の食べ物でも効率の良い栄養の取り方がある筈と思ふ。それを目指し、この Food Worth Maximizer として自分の体を調節する健康法もあるのではないかと僕は思ふ。

 

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冷たい空気に触れて、木の葉は毎日、少しづつ色を変へる。