毎日が防災日

2018-09-22 (土)(平成 30 年戊戌)<旧暦 8 月 13 日>(友引 丁巳 四緑木星) Maurits Moritz 第38週 第 25428 日

 

日本で災害が起きるたびに、その災害は予想できたのではないかとか、対応が悪かったのではないかとか、色々と言はれることが多い。それらの批判は的を得てゐる場合もあるし、反省はもとより大事なことと思ふのだが、一番反省しなければならないことは、誰もが「危機的状況を正確に想像して見ることができない」といふことだと思ふ。コトが過ぎて、結果が分かってから色々と批判することなら誰にでも出来る。起こりうる色々な場合を想定してみると、あまりにも現代の都市は災害への備へが脆弱ではないかと心配になる。だが、変に人々の不安を煽る様なことを言ふことは控えるべきとも思ふ。「さうなったらその時に考へませう」といふところに落ち着いて、結局誰も危機をリアルに想像できない。「気をつけませう」と声をかけるだけなら簡単だが、日常生活を営みながら、具体的に項目をあげて災害に備へることは本当に難しいことと思ふ。

 

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Nyköpingshus 傍の道をいつも自転車で通るのだが、今はこの突き当たりが通行止になってゐる。