草刈当番

2018-09-16 (日)(平成 30 年戊戌)<旧暦 8 月 7 日>(友引 辛亥 一白水星) Dag Daga 第37週 第 25422 日

 

ひと夏に3回まはってくる草刈り当番の週である。僕にとっては今年最後の草刈りの日である。雨も降らなかったのでお昼頃に草刈りをした。昔の現場作業のくせで、ヘルメットに安全靴、手袋、マスク、耳栓をする。今年は雨が少なくて、いっときは芝生も枯れた様に見えたが、秋口になって雨も降り、それなりに芝生が戻って来た。当番に当たった人はその週のうちで自分の都合の良い日に草を刈れば良いことになってゐるのだが、他の人は真面目にやってゐる様にも見えない。草刈機は住民共有の洗濯用建屋に収納されてゐて、10年ほど前にはそのドアの鍵が回覧板の様に回って来たものだった。「今週の私の番はすませましたから来週はあなたの番ですよ」といふ意味を込めて、その鍵を次の当番の人のポストに入れるわけである。それがまた、鍵を受け取った人にとっては「私の番か」といふある種の圧力にもなってゐたのだが、いつからか、この鍵を回す習慣も消えた。それで草刈当番が有名無実化しつつある様に見受けられる。しかし、自分の番の時だけはキッチリこなさなければならないと思ふ。年金生活で時間も自由にある身だから余計さう思ふ。草刈りを済ませた時、ちょうど草刈機の燃料がきれた。次に使ふ人のために燃料を補給しようかと思ったが、ことによると来年の夏まで誰も草刈機を使はないこともありうる。それで、燃料を補給するのはやめておいた。今年の夏にまたひとつさよならをした。

 

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この夏最後の草刈りも無事終了