Kullbergska sjukhuset

水 旧暦 7 月 12 日 赤口 丙戌 八白土星 Henrietta Henrika V34 25396 日目

僕の住む Södermanland 県には、日本風に言へば「県立病院」が3都市にある。Katrineholm, Eskilstuna, Nyköping の3都市。実際はこの他に Regionssjukhuset があり、それを入れると4病院になる。病院のことを sjukhus と言ったり、Lasarett と言ったりする。sjukhus の方が規模が大きいのかもしれない。僕は Nyköping 市民なので最寄りの Nyköpings Lasarett にだけ行けば良いかといふとさうではなくて、検査の種類によって行く病院が決まる。それも日本の様に外来受付窓口があるわけではないので、病院で診てもらふ必要ありと認められた人のみに郵便が届いて、検査に行くべき日時が指定される。僕は今日、その郵便を持って Katrineholm の病院まで行って来た。検査と言っても超音波でお腹を探られるだけのものであった。日本ではちょっとした病院であればその程度の設備を有してゐるが、ともかくその検査を受けるために行って来た。ちょっとした田舎道のドライブであるので、同居人も一緒について来た。やや遠足気分である。運転は僕がするが、同居人には地図を見てもらふ。ナビゲーターがあるから、どう行けば良いかはわかるのだが、補助席に座って今どの辺を走ってゐるか地図上で確認できるかどうかが、コンピューターを使はない脳トレのひとつである。病院に入ると、階段の踊り場などには大きな絵がかけられてゐてさながら美術館の様でもある。待合室でも人は殆どゐなかった。無人の受付では患者が到着したことを大きなモニターに入力するだけである。お帰りの会計窓口も処方箋窓口もない。後日郵便で請求書が届くのでネットで支払ひするのである。薬が必要な場合は薬局へ行って身分証明書を見せるだけで必要な薬が出る。徹底した合理化である。検査の正味時間は30分程度であったが、かれこれ半日以上を費やして、今日の行事は無事終了した。

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