土 旧暦 4 月 26 日 大安 壬申 一白水星 Börje Birger V23 25322 日目
仕事をしなくなると外出や出張の機会も減るので、クレジットカードなどは１枚あれば良いと思ひがちであるが、昨日の地方紙に出てゐた読者の体験記を読んで、ちょっと考へてしまった。キャッシュレスが進んだスウェーデンでの話。ガソリンスタンドで自家用車に満タンに給油したその人は、窓口でお金を払ふ段になって、カードの ICチップに問題があるのか、決済できなくなってしまった。今更返品もできないし、店員は支払方法の代案を考へてもくれない。途方に暮れてゐると、次の客が現金を持ってゐて、「もし私に swish で送金してくれたら、ここは私が払っておく」と助けてくれた。直ちにスマホを取り出してその人の電話番号に送金。その人は入金を確認した上で、その場で現金を払ってくれたさうである。で、その人はその後、銀行へ行って新しいカードの発行を依頼したが、それが郵便で届けられるまでに１週間ほどはかかるとのこと。このことがあってから、その人は現金主義に変へたさうである。これを読んだ僕は、カードはやはり最低でも 2 枚は持つべきだなと思った。キャッシュレス社会は便利だ。今更僕は現金を持ち歩く生活はできない。現金で支払ひすると、残高確認などで出納簿の管理に時間がかかってしまふこともある。人は消費せずには生きていけない。出納簿やレシートはそれだけで日記としても機能するから、貴重な資料であると思ふ。
