光の中の塵

木 旧暦 4 月 17 日 友引 癸亥 九紫火星 Petronella Pernilla V22 25313 日目

僕の部屋は、朝日のあたる部屋である。このところ毎日天気が良いので、窓から斜めに差し込む朝の光を受けて目覚めることもある。服を着替へる時に光の中にたくさんの塵が舞ふのを見る。光に反射して踊る無数の塵は、広大な宇宙に浮かぶ星雲を思はせる。僕らはたまたま1メートルちょっとのサイズの地上の生き物であるが、広大な宇宙から見れば太陽系といへどもこの塵の一つにも満たない。またその塵のひとつひとつを拡大して眺めれば巨大な世界を構成してゐる。小さいからといってばかにしてはいけないのだ。

身体の動きを止めて、塵の振動も収まると、やがてそれらは静かに床に積もるのだらうか。服の着脱だけでも埃のたまる原因になる。僕は床に布団を敷いて寝るので、布団をあげた直後にモップで床をサッと一拭きする。その仕上げにモップのスプレーを押すとその日の塵が床に集まる。それを拭き取って1日が始まる。