水戸の夕暮れ

木 旧暦 4 月 3 日 赤口 己酉 四緑木星 Rebecka Ruben V20 25299 日目

水戸方面へ仕事で行く。少し時間があって、偕楽園を散歩。今は梅の季節ではないこともあり、あたりに人は少なかった。その分、散歩には良かったかもしれない。ただし行ったのが夕方で、好文亭はもうしまってゐた。僕はこれまでに何度か偕楽園に来たことがあるのだが、そんなに隅々まで歩いたわけではなかったので、例へば、太郎杉とか、吐玉泉は初めてであった。正岡子規の句碑の前も通り過ぎた。備忘のためにその句を書いておくと、「崖急に 梅ことごとく ななめなり」。写生の様な感じがあって、子規らしいと思った。東日本ではお天気が下り坂であったが、幸ひ雨に降られることもなかった。ちょっと蒸し暑い感じはあったけれども、日本の初夏の夕暮れを楽しむことができた。ぼんやりと霞む様な空に夕陽が漏れて西に広がる雲の群れを美しく照らした。