父の33回忌と祖母の37回忌

日 旧暦 2 月 9 日 仏滅 丙辰 五黄土星 上弦 Marie bebådelsedag Våffeldagen Sommartid börjar V12 25247 日目

今年は父の33回忌と祖母の37回忌である。命日はいづれも今年の1月であった。本来はその命日に合はせて法要をすべきなのだが、その季節には日本に来るのが大変であるし、もし来たとしても今年は大雪であったので、できなかったかもしれない。暖かくなって遅くなってから法要を営むのは良くないのかもしれないのだが、僕の気持ちとしては遅れてもお経を読んでもらった方が良い様な気がして、今日は帰国後二日目であるが、菩提寺である台雲寺でまとめてお経を読んでいただいた。あらかじめ国際郵便で、この日にお願ひしますと手紙を書いておいたのである。法要には親族などが集まるものだが、今日は同居人と僕と二人だけの参列でお経を読んでいただいた。お堂での読経の後にお墓の前でもお経を読んでいただいた。境内の墓地の隅には無縁仏となったお墓がいくつも重なる様に並べられてゐた。日本といふ国では老人の孤独死が増えてゐると聞くし、若い人たちもあまり結婚しないとも聞く。今日はしばらくの時間をお寺で過ごして、昔の人たちが家の存続を大切にしたことの意味が少しわかる様な気がした。