夏の終はり

月 旧暦 7月7日 先勝 丁亥 七赤金星 Fatima Leila V35 25038 日目

もう夏も終はりだ。夏の終はりはいきなりやって来るのでなくて、大きなパズルのピースが一つづつ嵌る様にやって来る。今日、プールへ行ったら、外のプールは閉鎖しましたと書かれてゐた。緩い日差しがキラキラと水面にあったが、誰も居ないプールはちょっと淋しい感じがした。朝晩の気温は低いが、昼間はまだ外でも泳ぐ事ができる感じである。それでもやはりもう秋だなと思った。室内プールで泳いだ。子供の頃の夏休みは毎日ランニングシャツで外へ出て、肌は熱かった。海水浴の後など背中の皮がむけたりもした。秋になって、熱い肌がひやりとした空気に触れると感傷的な気分になった。四季それぞれの趣は良いものだが、季節が移るときはことさらに味はひがある。夏から秋に移る時も好きだ。秋はもの悲しいが、人生はそれぞれの季節を楽しめば良いのだと思ふ。