旅の途中で

金 旧暦 閏5月21日 先勝 壬寅 七赤金星 Folke Kronprinsessans födelsedag V28 24993 日目

昨日のブログに書くべき事であったかも分からないが、帰路の途中、小松空港で搭乗手続きを済ませた後、出発ゲート前の椅子に座って待ってゐると、JAL の職員らしい綺麗な女の人が近づいて、何か声をかけながら小さなものを手渡しに来た。「オヤ」と思って見ると、それはこちらへ来る途中のどこかでなくしたと思って諦めてゐたスーツケースベルトであった。ネームタグに住所氏名が書かれてゐたので持ち主が特定できたのだが、住所はスウェーデンの住所になってゐたので、よく分かったなと思ふ。しかも、それが綺麗に洗って畳んであったので感激した。日本でなければ体験できないサービスであると思った。スーツケースベルトはずっと前に FINNAIR でもらったものなのだが、旅行の時はいつも使ふものであったので、戻って来たのは嬉しかった。それにしても、遺失物を預かって、この持ち主はこの日のこの便に乗る筈だと調べて、待ち時間の10分ほどの間に本人を見つけて、忘れずに届けに来るといふのは、すごいことだと思った。たまたまその日の当番に当たった人がそれをできる様に、きっとチェックリストが完備してるのであらうと、その用意のシステムの周到さに感心した。