地磁気逆転の痕跡

日 旧暦 4月19日 仏滅 辛丑 五黄土星 Halvard Halvar V19 24932 日目

今日の日経のサイエンスの欄には、千葉県の地層から地磁気逆転の痕跡が見つかったと出てゐた。地球は過去に何度も N 極と S 極が逆転を繰り返して来たことが知られてゐるが、その最新の逆転は約 77 万年前に起きて、その痕跡が千葉県の地層で発見されたといふのだ。地層や岩石を調べるだけでその様な判定ができる専門的知見を僕は尊敬する。ただ、心配であるのは次の逆転がいつ起きるのかといふことだ。数十万年に一度の周期であれば、近いのかもしれない。もし、その様なことが近接未来に現実に起きれば、今の GPS を使った位置情報技術などはことごとく使用できなくなる恐れがある。それどころか、地磁気が逆転した場合、もはや地球上の生物は滅びてしまふシナリオもあるのかもしれない。どんな対策があるのだらう。現代の社会の動きとしてグローバル化は避けられないのかもしれないが、その一方で、非常に局所的な範囲だけで最低限の自給自足が持続できる社会を、バックアップとして、地域ごとに持たねばならないのではないかと思ふ。