火星を目指す人たち

水 旧暦 12月14日 先勝 戊戌 八白土星 Jan Jannike V2 24797 日目

この地上の人口はどんどん増えてゐる。地上に生きる人たちが皆等しく繁栄するためにはあまりにもこの地上に人が増え過ぎたと思ふ。世界の各地でポピュリズムが横行する背景には、もしかすると世界人口の増加があるかもしれない。人類が将来戦争をせずに仲良く暮らすためには、人口の増加を抑へることが肝要ではないかと思ふ。一部の人たちは地球を後にして火星に移住することを考へてゐると言ふ。もし僕がまだ若かったとしてもその移住計画に参加希望する勇気は僕にはない。誰もそんなチャンスを与へてくれないのに要らざる心配ではある。着陸地点がどんな砂漠の真ん中であっても僕は「地球に帰りたい!」と思ってしまふに違ひない。命がけで火星を目指す人たちは偉い。僕は彼らに聞いてみたい。「なぜ火星を目指すのですか?」と。彼らはなんと答へるだろう。ニヒルに答へるかもしれない。「そこに火星があるからさ」と。