日本の教育の問題

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今日の日本経済新聞の教育欄に「高等教育への公的支出 多い国ほど生産性高く」といふ記事があった。村田治関西学院大学学長の書かれた記事であった。国が教育にお金をかけるのは僕も大事だと思ふ。AI にせよロボットにせよ医療技術にせよ、新しい技術開発に関連して、日本といふ国は世界の中で決して引けを取ってないぢゃないかといふ印象を受ける反面で、社会の底辺で悩む若者も結構な数居るんぢゃないかと気にかかる。貧富の両極が分かれ過ぎてはゐないかと不安なのだ。若い時に集中して知識の基礎をきちんと学んでをかないと、中年になってから独学で勉強を始めるのも難しい時代ではないかと思ふ。エリートは放ってをいても自分で高いものを掴み取るかしれないが、世の中はエリートだけが動かすものではない。層の厚さも大事と思ふ。これからの日本の教育は、エリートたちのさらなる先鋭化を目指すよりは、底辺の裾野のレベルアップの方が大事ではないかと思ふ。これ以上貧富の差が広がると、不満分子が増えて社会が不安定になる恐れもある。それを防ぐためにも、教育は大事だと思ふ。公的支出を増やせばそれだけで解決する問題かどうかは僕には分からないが。