友達の来訪

土 旧暦 5月28日 友引 乙酉 六白金星 Rosa Rosita V26 24605 日目

お昼頃に友達の来訪を受ける。ロシア人である。昔一緒に仕事をしたことがあり、随分と助けてもらった人である。彼は今は逆境にある様な状況だが、一人でスウェーデンでしっかりと頑張ってゐる。毎日仕事もしないで楽をさせてもらふ身となった今の僕は、彼に対して申し訳ない気がするが、苦労した人にはそれに見合ふ将来があることを僕は信じるので、彼の将来はきっと明るいだろうと思ふ。また、さうあってほしいと祈る。僕はスウェーデンに来た当初は周りのあちこちの人たちから家に招待されたりして随分お世話になったのだが、自分が長くここに住む様になってからは、その同じことを職場の若い人たちにしてあげることがなかった。年金生活をする様になって、心に余裕ができてくると、少しづつでも知ってゐる人を家に呼んであげたいと思ふ様になった。ただ、僕は人のもてなし方を知らないので、家に人を呼ぶと言っても何もできない。結局同居人に頼んで色々と料理を作ってもらふのである。今日も随分とやってもらった。それと、同居人の方が僕よりも社交性がはるかに上なので、相手にもよるが、おしゃべりもうまくやってくれる、頼りになる存在である。ところで今日は動かなくなった自動車をどうするかといふ、昨日からの課題があって、午前中に保険会社に電話をした。土曜日であるに関はらず救援隊を派遣してくれることになって、電話をしてから約3時間後に来てくれた。悪かったのは単に12Vバッテリーで、車を修理工場に運ばなくて済んだ。救援隊は修理工場が休みの日でも提携先の工場の鍵を持ってゐて、工場へ運び込んでくれるとのことであったが、それもせずに済んだ。ただ、せっかく始動した自動車はそのまましばらく走行して、バッテリーを充電させねばならない。僕たちは食事を済ませたところであったので、その友達とかかったばかりのエンジンの自動車に飛び乗って短いドライブに出た。Nävekvarn まで行って帰って来たのだが、途中ですごい雨にあった。そしてその後は戻ってお茶を飲んだ。この自動車を買ってからもう6年経つ。62000km 走行。12Vバッテリーもそろそろ交換した方が良いのかもしれない。冬の暗く寒い日にこんな目に会ふのは嫌だと思った。