ハーモニカの思ひ出

月 旧暦 4月3日 赤口 辛卯 四緑木星 Reidar Reidun Europadagen V19 24551 日目

ハーモニカといへば、小学校時代にただ一つ親しんだ楽器がハーモニカであった。笛(とだけ当時は言ってたが、後から思ふとあれはリコーダーといふのかな)かハーモニカのどちらかを選びなさいと学校で言はれて、僕はハーモニカを選んだのだった。音楽の時間に合奏の練習をして、学芸会には「モーツァルトの子守唄」の合奏をしたことを覚えてゐる。当時、僕が持ってゐたハーモニカは半音高い音、低い音が出なかった。それで、シャープやフラットのかかった音符が来ると、そこを休符にして演奏するのであった。子供ながらに僕はこれが嫌で仕方がなかった。笛の人はその半音を出すことができた。確か穴を半分ふさぐ方法であったか。それで僕はハーモニカにしたことを僅かに悔いた思ひ出がある。昨日、ハーモニカのことを書いたら、思ひ出したので今日も書いた。ついでに書くと、小学校の音楽室にはよくベートーヴェン肖像画が掛かってゐた。どういふ訳か家の片付けをしてたらあの肖像画が出てきたので、ベートーヴェンに敬意を表するために自分の部屋に飾ってみた。今日の写真はそれである。