Gott Nytt 〓r

木 旧暦 11月21日 先勝 辛巳 九紫火星 Sylvester Nyårsafton V53 24421日目

Gott Nytt År を一語ずつ訳すると Good New Year となる。転じて Happy New Year の意となる。正月が明けてからこの挨拶を使ふよりは、暮れのうちに「良いお年をお迎へください」の感じで使ふことが多い様に思ふ。日本語では正月を迎へるまでは「良いお年をお迎へください」と言ひ、元旦になれば「あけましておめでたうございます」と言ふ。その使ひ分けを外国語は持たないのではないかと思ふ。「あけまして」の言葉には正月を迎へることができた喜びと感謝の気持ちが込められてゐるが、その感じが Happy にどこまで現れてゐるか、僕には良く分からない。けれどもスウェーデン語には God Fortsättning といふ言葉がある。一語ずつ訳すると Good continuation となる。「引き続きよろしくお願ひします」みたいな意味になる。英語にその様な挨拶が一般にあるかどうか知らないが、ここには確かに「ある時点」を通過できたことへの認識が現れてゐる。そんなところに、僕は英語よりスウェーデン語の方が日本人に親しみやすい感じを抱く。ただ、その「ある時点」が日本では元旦であるのに対し、スウェーデンではクリスマスである。この挨拶は12月25日以降に使はれる。こちらの人たちにとっては新年は暦の上での区切りであり、心の中でのより大きな改まった区切りはクリスマスにあるのだと思ふ。

God Fortsättning och Gott Nytt År!