電機大手の困難の時代

月 旧暦 11月11日 先負 辛未 八白土星 Tomas V52 24411日目

新聞を読むと、「シャープは冬を越せるのか」とか、「東芝、国内外1万人削減」とか、出てゐる。何かすごいことになってる様に見受けられる。ソニーパナソニックだってきっと良くないだろう。いづれも日本の代表的企業で、頭の良い人がたくさん集まってゐる筈なのにどうしてさうなるのか、僕には良く分からない。昭和の黄金時代を築いた松下幸之助などの創業者が、もし、今生きてゐたらと議論されることもあるか知れないが、今は時代が違ふので、昭和の経営哲学を今に当て嵌めてもうまくいかないんぢゃないかと思ふ。今は会社が組織で動くよりも、個人がネットワークで動く時代である。栄枯盛衰といふか、盛者必衰といふか、諸行無常といふか、今は平家から源氏が逆転した時代、貴族政治から武家政治へ転換した時代よりめまぐるしい変化の時代を生きてゐるのかもしれない。でも、先が読めない様で、きっと、目には見えない因果関係で将来は決まるのだと思ふ。これから就職する若い人たちも大変だと思ふが、人間にとって真に価値ある営みは何かを追求する気持ちが大事ではないかと思ふ。