1秒の長さ

木 旧暦 4月25日 仏滅 戊午 四緑木星 入梅 Bertil Berthold V24 24230日目

時間とは何かがよくわからない。日常感覚では川の流れの様に一方向に流れ去るものであると言ふ印象があるが、時間と空間はワンセットになったものだと言はれてもその時空の構造は数学的でありすぎて何だかよく分からない。頭の中で時空を細かく分割しても、無限に細かくできるものではないらしい。真空とは何もない空間ではなくて、仮想的にそれをうんと拡大すると、まるで淀みに浮かぶうたかたの様に、粒子が生まれたり消えたりする世界であると言ふ。僕らの日常感覚では1 秒と言ふ時間はあっと言ふ間に過ぎ去る束の間であるけれども、その様な世界から見ると1秒は永遠とも思はれる長い時間かもしれない。宇宙が生まれて137億年とか言はれるが、1万年の人類の歴史から見れば途方もない長い時間の様に見えて、それはちょっとした錯覚の様なもので、実は短いのかもしれない。果てしなき宇宙がどこまでも膨張すると言ふイメージも何かの錯覚で、宇宙は実は意外と狭いのかもしれない。