「司会」と言ふ言葉

金 旧暦 12月11日 仏滅 丙午 七赤金星 Gunilla Gunhild V5 24097日目

人が集まって話をする時など、その会の進行役をする人を「司会」と呼ぶが、この言葉はいつ出来たのだらう。やはり明治以降ではないかと僕は思ふが、全く上手い言葉の発明だと時々感心する。より公的な会議の場合は「議長」と言ふ言葉もある。スウェーデン語の場合、ordförande と言ふ言葉があって、これは普通には「会長」と和訳されるが、元の言葉の意味は、「集まった人たちに発言してもらふ様に仕向ける人」くらいの意味ではないかと(これは僕の自己解釈かもしれないが)思ふ。もしさうであれば、この言葉もまたすごい発明で、語感として大変民主的な響きがある。単に「会長」と和訳するとその民主的な感じが抜け落ちてしまふことが残念である。色々な国に色々な言葉があるが、どんな風にそれぞれの言葉が産まれたかを知るのは面白いと思ふ。