阪神大震災から20年

土 旧暦 11月27日 先勝 癸巳 三碧木星 Anton Tony V3 24084日目

阪神大震災から20年。あれから本当に20年も経ったかなと思ふほど時の流れが速い。あれは未曾有の大震災であったが、2011年にそれを上回る災害規模の東日本大震災が起きた。爾来、人々の注目はそちらの方にシフトして行ったが、20年前、心身に傷を負った人たちの悲しみは今も続き、きっとそれは時の流れでは拭ひ去ることができないものであらうと推察する。災害はこれから先にも起こりうることを僕たちは覚悟せねばならない。国や町はちゃんと対策を立ててくれてゐるだらうかと過剰に期待することは、僕に言はせれば、当を得てゐない。災害は常に人の想像を超えた規模で襲ひかかって来る。まづは自分がどう対処するかを普段から自分で考へねばなるまい。全電源喪失、断水、電話・ネット等の遮断、物流の遮断、食糧の遮断、交通機関の閉鎖。旅先でそれに遭遇することもあり得る。普段からなるべく文明に頼らない生き方をするのは難しい話だが、その時はどうなるか、覚悟はせねばならぬと思ふ。