滋賀県知事選挙結果

月 旧暦 6月18日 大安 丙戌 五黄土星 Folke Kronprinsessans födelsedag V29 23896日目

日曜日の滋賀県知事選挙は与党が敗北した。アベノミクスの恩恵が地方に十分に行き渡ってゐないとか、集団的自衛権の行使容認をめぐる動きに住民が反発したと言ふ分析があるのかもしれないが、より直接的な身近な問題として住民が近隣の福井県原発再稼働に強く反発してゐることが大きいのではないかと思ふ。その根底には、「何故自分たちがまさかの時のリスクだけを引き受けなければならないのか」と言ふ思ひがあると思ふ。絶対に起きないと思はれてゐた炉心溶融事故が福島で実際に起きてしまった以上、住民がまさかの時を心配することは素直な反応である。けれども他方で、原発の再稼働をいつまでも認めずにゐると、これから先の日本の体力は確実に低下する。その深刻さが分かる人は少ないのではないだらうか。コトが済んでから「だから言ったじゃないの」と言っても遅い。全員が「オレのところではごめんだよ」と言って遠ざけ合ひ、しまひに全員がつぶれてしまったら、日本の将来はどうなるのだらう。そこのところが僕は心配である。