自動車のパンク

木 旧暦 5月22日 友引 辛酉 七赤金星 Germund Görel V25 23871日目

同居人が仕事から帰ると、自動車がパンクしたと言ふ。見てみると、右後タイヤの側面に数カ所、ナイフの様なもので切り裂かれた痕がある。傷が深く、何カ所もあるので、ポンプで空気を送り込んでもすぐに抜けてしまふ。自然に起きるパンクでは無い様である。同居人はすぐに販売店に電話をしたらしいが、4時で閉店だから月曜日に改めて連絡しろと言はれた。夏至祭の週末に向かふので、今日の午後くらいから町はどこも休みに入る。日本であればかういふ火急の時、どこかはサービスをやってくれるところがあると思ふが、こちらにはそれが無い。パンクぐらい、自分で予備タイヤに交換するだけで良いではないかと思ひがちであるが、僕の自動車には予備タイヤもジャッキもついてゐない。あるのは、応急のパンク補修セットだけである。これくらい大きな傷になるとそれも用を為さない。自動車を買った時、この点は心配であったのだが、今は道路が良いので、パンクしてもこの様な応急補修セットがあれば十分ですと、説明を受けた。しかし、ここまでいたずらされることは想定外である。それが夏至祭の休暇の直前に起きることも想定外である。これから先、もう自動車を買ふことは無いけれども、予備タイヤ付きの自動車でなければ安心出来ないことがよく分かった。意気沮喪の僕と同居人とは夕食後、自転車で近くのスーパーに買ひ出しに行った。