空港にて

土 旧暦 8月18日 先勝 戊寅 七赤金星 Tryggve V38 22509日目

機内泊した後、朝の成田空港に着く。ストックホルムで糖尿病の学会でもあったのか、同じリュックサックを持つ人の数が多かった。ストックホルムからヘルシンキまでは乗客の殆どが、その会議に参加したのかなと思われる中国人であった。ヘルシンキから東京までの飛行機も満席であった。NHK青山祐子アナにちょっと似た感じのスチュワーデスが添乗していた。このスチュワーデスを僕は勝手に青山さんと呼ぶことにしている。青山さんの乗る飛行機に、これまで、僕は少なくも3回は乗ったことがある。成田の上空は雨で、風もあって、着陸前にやや揺れた。着地直後もどうかすると、機体が滑走路を右に左に蛇行しそうになる気配があってちょっと怖かった。手荷物を取るコンベアーの前は人でこみあっている。いつも思うことであるが、誰もがもっとうんと後で荷物の出て来るのを待てないものかと思う。コンベアー上に自分の荷物が見えたらそれからおもむろに前に進み出て荷物を取ればよいのである。それを荷物の見えない先からコンベアーのすぐ脇で、まだかまだかと待ち並ぶものだから込み合うのである。せっかちな人たちである。せめて、僕がすみませんと言って人波に分け入った時くらい場所をあけてくれてよさそうなものであるが、無神経な顔の群れは同じ場所を占めて居並ぶばかりであった。そこからは京成スカイライナーに乗ったが、気がつくとストックホルムの例のリュックサックを持った男性が一人、日暮里で乗り換えた後も上野までずっと同じ車両だった。雨が止んでしばらくすると、明るい陽射しの午後となった。